プロジェクト概要
材料モデルベースリサーチの考え方で、複数の機能を自在制御できる革新的材料技術を創出します。社会実装に向け産学官がモデルを共通言語として共創し、製品のニーズからのバックキャストで効率的に研究を進めます。
アプローチ
材料モデルベースリサーチ(MBR)
モデルベース開発の考え方を材料の研究領域まで展開
「ニーズからのバックキャスティング」と「モデルによる産学官連携」により効率的に革新的価値を生み出します
取り組み
▷革新的熱マネ・NVH制御材料技術(モデルなど)の実現
地球にも人にも優しい(省エネと快適性)車の実現を推進し、世界のクルマ文化を牽引する。
- 導入設備
-
- 材料音響特性値測定装置
- 材料熱伝導率測定装置
- 固体粘弾性測定装置
- ポリウレタン高圧注入成形システム
- 小型不織布開繊/混綿装置システム
- 繊維・粒子形状分析システム
- 原子間力顕微鏡(AFM)
- キャピラリーレオメーター(PVTオプション付)
- ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
- 化学吸着分析装置
- 熱重量示差走査熱量・質量分析同時測定装置(TGDSC-GCMS)
共創コンソーシアム
企業とともに社会的実装のできる商品化へ向けて共同で研究開発をしています。
▷全体計画
▷参画機関一覧(令和5年11月現在)
「材料モデルベースリサーチ」プロジェクト
- 倉敷化工株式会社
- 株式会社すぎはら
- ダイキョーニシカワ株式会社
- 南条装備工業株式会社
- 広島県立総合技術研究所
- 株式会社ヒロタニ
- 株式会社ヒロテック
- マツダ株式会社
- 株式会社モルテン
- 西川ゴム工業株式会社
- 近畿大学
- 株式会社東洋シート
- タカヤ化成株式会社
- 株式会社ジェイ・エム・エス
- マナック株式会社
プロジェクト概要
モデルベース開発(MBD)アプローチとデータ駆動型アプローチのインタープレイによる新しい開発プラットフォーム、ならびにデータ駆動型制御にデータ解析や機械学習を有機的に統合することによって構成されるデータ駆動型スマートシステムの双方の構築に必要となる基本的知識と技術の習得を図ります。
加えて、これらの知識と技術による実問題解決の可能性を探ります。
アプローチ
データ駆動型制御
物、機械は、経年変化や、環境条件・動作条件に応じて、特性が変化する。
そのどのような変化に対しても、絶えず同じ性能を維持する制御を、データベースを利用した制御で実現する。
取り組み
▷データ駆動型スマートMBD
自動車の開発で行われているモデルベース開発とデータ駆動型制御の相互作用による、新たな開発プラットフォームの構築を目指す。
▷データ駆動型スマートプロセスシステム
データ駆動型制御を用いて製造環境に応じた最適な操業条件を導き出し、高い製品品質を維持するシステムの構築を目指す。
- 導入設備
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- IoTスマートプロセスシステム
- スマート感性フィードバック制御システム
- 多変数プロセス制御システム
- MBD研究・開発支援用HILシミュレータ
- MBD教育支援用簡易HILシミュレータ
- ラピッドコントロールプロトタイピング(RCP)用コントローラ
- 温度制御(袋とじ溶着模擬)実験装置
- ジブクレーン制振実験装置
- 2慣性制振実験装置
- 磁気浮上実験装置
- ヘリコプター制御模擬実験装置
共創コンソーシアム
モデルベース開発等の様々な基本技術の講習を中心に活動する。参画企業の課題解決は個別の共同研究により実施する。
▷参画機関一覧(令和6年1月現在)
「データ駆動型スマートシステム」プロジェクト
- 株式会社サタケ
- マツダ株式会社
- 株式会社キーレックス
- コベルコ建機株式会社
- 株式会社前川製作所
- 東洋紡株式会社
- 株式会社日本製鋼所
- 株式会社やまびこ
- SCSK株式会社
- プライメタルズテクノロジーズジャパン株式会社
- 株式会社電通総研
- 株式会社キーレックス・ワイテック・インターナショナル
- Satyam Venture Engineering Service Private Ltd.
- 株式会社明電舎
- 広島県立総合技術研究所
- 株式会社三英技研
プロジェクト概要
高速ビジョンにより実現される「振動の見える化」や「広範囲の同時見える化」を行うスマート・検査モニタリング技術により、生産工程・製品開発プロセスを革新します。
アプローチ
1秒間に1000コマ以上の実時間画像処理を実現する高速ビジョン技術
人間の感覚能力を遥かに上回る実時間センシング技術を実現する情報システム/デバイスを利用して産業の現場への実装を目指す。
取り組み
▷振動スペクトルカメラ
人間の目には見えない振動情報を画素レベルで瞬時に認識。その結果をリアルタイムに表示することによって、任意の周波数で振動する部分のみの可視化を行うことで、「振動の見える化」を実現する。
▷超高速トラッキングカメラ
1台で複数対象の同時追跡を実現する超高速トラッキングカメラを用いて広い空間でも不審人物、高速に動く人間などを継続的に認識・追跡を可能とし、「“広範囲“の物体を“同時“に見える化」する。
- 導入設備
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- ディープラーニングサーバー
- 人動線モニタリングシステム
- 高速トラッキングビジョン
- 広域3Dマッピングシステム
- 超並列GPUワークステーション
- 偏光高速度カメラ
共創コンソーシアム
高速ビジョンにより実現される「振動の見える化」や「広範囲の同時見える化」を行う2つの技術をベースに、課題解決のトライアルを行い、生産工程・製品開発への社会実装を共同で行う。また、未来を担う産業・専門人材育成に取り組む。
▷参画機関一覧(令和5年11月現在)
「スマート検査・モニタリング」プロジェクト
- 株式会社北川鉄工所
- 株式会社キーレックス
- 株式会社計測リサーチコンサルタント
- 株式会社サタケ
- JFEスチール株式会社
- 株式会社ヒロテック
- 株式会社フォトロン
- マツダ株式会社
- リョービ株式会社
- 株式会社日本製鋼所
- 株式会社やまびこ
- 新川センサテクノロジ株式会社
- 広島県立総合技術研究所
- 株式会社前川製作所
- IMV株式会社
- テンパール工業株式会社
- 株式会社キーレックス・ワイテック・インターナショナル
- ホーコス株式会社
- 中国電力株式会社
- 中電技術コンサルタント株式会社
- 株式会社熊平製作所
- 株式会社荒谷建設コンサルタント
- フマキラー株式会社
- セレンディクス株式会社
プロジェクト概要
モデルベースリサーチ、モデルベース開発により、 CNに対応しつつ、顧客価値からのバックキャスティングにより、新たな競合力のある高付加価値技術を、産学官連携で効率的に社会実装にまで繋げる。
アプローチ
モデルベースリサーチ・モデルベース開発の考え方で、工法、構造、評価技術、制御技術を開発
「顧客価値からのバックキャスティング」と「MBR/MBDによる産学官共創連携」により効率的に競合力のある高付加価値技術を創出する
取り組み
▷軽量・コンパクトかつ安全な電池パックと安全かつ長寿命な電池制御・2次利用技術の開発
【背景・ニーズ】
自動車産業のカーボンニュートラル化の鍵を握る電気自動車の主要部品であるスマートな蓄電池システム(電池を除く)の開発を行い、新たな付加価値の創出を行う。
相反する機能の軽量・コンパクトと衝突安全・難燃化を高いレベルで両立する電池パック技術の開発と、車載用電池性能の最大化・長寿命化・2次利用技術を開発し、地域の産業活性化と共に地域の資源循環によるカーボンニュートラル化に貢献する。
【研究構想】
機能制御や評価方法のモデル化を産学官連携で行い、効率的な自動車部品の開発、成果の他産業への展開を見込む。
- 導入設備
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- サーモグラフィ非破壊検査装置
- フラッシュDSC(Differential Scanning Calorimetry)
- HAST装置(High Accelerated Stress Test)
- 燃焼熱量計測装置
- 重量・燃焼熱量同時測定装置
- 放射率測定
- コーンカロリメータ
- 温調評価装置
- HILS(Hardware-In-the-Loop-Simulation:車両挙動模擬装置)
- 低電圧充放電装置
- 小型恒温恒湿装置 など
▷世界トップの軽量・コンパクトかつ安全な電池パックの開発
▷電池性能の最大化,長寿命化,二次利用の拡大を実現する技術開発
共創コンソーシアム
▷全体計画
▷参画機関一覧(令和5年10月現在)
「スマート蓄電池システム開発」プロジェクト
- 株式会社今仙電機製作所
- 株式会社キーレックス・ワイテック・インターナショナル
- ダイキョーニシカワ株式会社
- 中国電力株式会社
- 株式会社日本クライメイトシステムズ
- 株式会社ヒロテック
- 広島アルミニウム工業株式会社
- マツダ株式会社
- 倉敷化工株式会社
プロジェクト概要
熱移動3原則の消費電力に着目して、EV用の空調エネルギー効率向上を実現していきます。加えて、データ駆動型スマートシステムの知見を活用し、誰もが快適性を感じることのできるパーソナルフィットの空調システムを実現していきます。
アプローチ
下記の2つの段階にて、カーボンニュートラルへの貢献と快適性の向上を両立
取り組み
▷人の温冷感のものさし
生理現象に基づく人の体温調節モデルを構築するとともに、人の温冷感を定量指標化し、温熱快適性と省エネを両立する制御へ繋げる。
▷感情センシング
人の温熱快適性は、生理現象に基づいたものだけでなく、心理等の影響を含めた感情推定が必要と考え、感情をセンシングする技術を構築する。
▷要素技術モデル(対流制御技術)
空調ユニットや室内の空気流れを可視化し、からくりを解明することで、対流空調のエネルギー効率を向上させる省エネ対流制御技術を構築する。
▷人-機械系システム統合制御
対流空調・放射ヒーター・伝導ヒーターの協調制御技術を構築の上、人の個体差に対応するパーソナルフィット空調を実現する統合制御技術を構築する。
- 導入設備
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- 複合恒温恒湿試験装置
- サーモグラフィ
- 光照射制御装置
- 分光器
- 温湿度計測装置(表面温度、雰囲気温度)
- 生理計測装置(発汗、深部体温、血流など)
- イヤホン型脈波・体温測定システム など
共創コンソーシアム
▷全体計画
▷参画機関一覧(令和5年10月現在)
「スマート空調システム開発」プロジェクト
- 株式会社すぎはら
- 広島ガス株式会社
- ダイキョーニシカワ株式会社
- 株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所
- 南条装備工業株式会社
- 株式会社マルニ木工
- 株式会社東洋シート
- 株式会社ウッドワン
- 株式会社ヒロタニ
- 株式会社日本クライメイトシステムズ
- マツダ株式会社
デジタルものづくり教育研究センター
〒739-0046
広島県東広島市鏡山三丁目10-32
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- 082-430-8513
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(@は半角@に置き換えてください)