2024年9月30日(月)に、デジタルものづくりイノベーション拠点(Jイノベ棟)、オープンイノベーションホールで「第2回DDSS-CSEランチョンセミナー、全体ゼミ全体発表会」を開催しました。
本セミナーでは、学生が『モデルベース開発(MBD)で「ものづくり」をしよう!』をテーマに、3つのグループに分かれて自由製作を行いました。参加したのは、システム制御論研究室(CSE)の学生、教員と共同研究講座の教員で、学生は、顧客ニーズの発掘、必要機能の整理、設計、試作検証などの一連の開発プロセスを、シミュレーションモデルを駆使しながら実施しました。それぞれの班がオリジナリティあふれる作品を完成させ、自分たちの作品の魅力を3分間プレゼンテーションとポスターを通じて発表しました。セミナーに参加した共同研究講座の教員からは、モデル化の詳細や製造コスト,価格設定に関する質問等、企業の立場から具体的なアドバイスをいただき、活発な意見交換が行われました。
また、発表会の後にはJSWメカトロニクス共同研究講座の富山秀樹客員教授より、「なぜ産業機械分野でMBDの導入が求められているのか~プラスチック成形分野の技術革新について~」の題目で講演が行われ、実際の開発現場で、モデルがどのような役割を果たしているかについて具体例を交えながら講演いただき、学生は今回の自分たちの経験と照らしながら興味深く聴講していました。
今後は、共同研究講座の教員だけではなく、コンソーシアム参画企業の皆様と学生の交流の場を設ける機会を増やしてまいります。ぜひご参加ください。